OSJ安達太良山トレイル

【速報】2019OSJ安達太良山トレイル50kに参加してきました。【ビリ完走】

こんにちは、mizugussan(@mizugussan)です。
本日は、先日参加してきた「OSJ安達太良山トレイル50k」について書きたいと思います

 

OSJ安達太良山トレイルってどんな大会?

OSJ安達太良山トレイルレースは、福島県二本松市で行われるトレイルランニングの大会です。

二日間にわたって行われ、1日目は10kmとビギナー向け、2日目は完走率50%前後の50kmを超えるレースです。

初心者でも上級者でも楽しめる大会だと思います。

公式ホームページより引用すると

日本百名山「安達太良山」を舞台にシンプルかつアグレッシブ。
東北の名峰「安達太良山」が舞台!変化に富んだコースレイアウトと大自然の景色がトレイルランナーを迎えます。ここでしか味わえないダイナミックなコースを体感してください。フィニッシュ後は、ホスピタリティあふれる名湯「岳温泉」で極上の温泉を満喫できます。
今年もビギナー向け10kmの部とロング55kmの部を分けて2日間に分けて開催します。もちろん2日間連続参加も可能です。皆さんのご参加をお待ちしております!

 

今までのOSJ安達太良山トレイル50kの結果は?

私の今までの安達太良トレイルについて書きたいと思います。

2017年にコース距離が伸びてから、3度出場しています。

2017年は完走しています。

2018年は霧雨がふり、足元がぐちゃぐちゃの中臨みましたが、あえなくリタイヤしました。

2019OSJ安達太良山トレイル50kの様子を振り返ります

スタート前の対策について

私のようなへっぽこランナーがトレイルランニングでぎりぎり完走するには、タイムキーピングがとても大切になります。タイムキーピングについては、以前記事にしたので、よければ参考にしていただけると幸いです。

 

2017年に完走しているので、タイムスケジュールは過去の記録を参考にしながら作成しました。

ポイントは、完走するためには

①第1関門の沼尻登山口に10:40

②第2関門の横向登山口に13:30

③第3関門の塩沢登山口に17:30

が、ほぼ絶対条件だと考えました。

 

2019安達太良山トレイル当日の様子

スタートまで

前日に父親が10kmの部に出場していたので、娘と一緒に応援に行きました。そのまま帰りに受付を済ませ、一旦家に戻りました。


家から会場までは車で2時間程度なので、車中泊は行わず、家から行くことにしました。朝1時半に自宅を出発。緊張のためか、全く眠ることができませんでした。。。

会場につくと、いつも一緒に走っている仲間たちと談笑しながら時間を過ごしました。

【スタート(5:00)〜安達太良山山頂(6:20)】


去年の反省もあり、今年はスタート位置を前方になるよう心がけました。そのため、登山道に入る場所での渋滞はそれほどありませんでした。

私についていく!といっていたwさんとともに進みます。頂上までは追い抜きは殆どできないので、流れに任せて進みます。

【安達太良山山頂〜銚子ヶ滝エイド(7:50)】


山頂からアカマツ帯を抜け、稜線に出ると風が吹いてきます。気温も低く、走りやすい環境でした。銚子ヶ滝エイドまでは結構長い下りです。

少し路面がぬかるんでいましたが「去年に比べれば!!!」と思いながら順調に進みました。

【銚子ヶ滝エイド〜石筵分岐(9:34)】


エイドで水分だけ補充し、すぐに出発しました。

ここから船明神山まで登ります。ここで前日眠れなかった影響が出て足元がふらつきはじめます。まだ序盤にも関わらず疲労感が半端なかったため、「今年も厳しいのかなぁ、リタイヤしたら前日眠れなかったせいにしよう」なんて考えていました。

しかし、かなり時間がかかってしまったと思っていましたが、石筵分岐に到着したのはほぼ予定通りでした。稜線に出て、涼しい風を浴びると、自然と元気が出てきました。

【石筵分岐〜沼尻登山口(第1関門)(10:39)】


分岐をすぎ、沼尻登山口を目指します。いままでの風景からガラッと変わります。大きな岩がゴロゴロしている足元を進みます。

途中で湯の花採取場を超え、硫黄の匂いを感じながら進みます。沼尻登山道に到着し、少し腰を下ろして補給食を食べました。wさんは膝が痛みだしたとのこと。

【沼尻登山口〜鉄山避難小屋(12:13)】


沼尻登山口から鉄山避難小屋方面に進みます。今まで経験から、ここで気持ちが折れてしまうと完走は厳しいので、周りの人に合わせず自分のペースで進みます。

胎内岩までガレ場の急登です。途中で止まらずゆっくりでも進み続けました。

鉄山避難小屋に到着すると、仲間が待っていてくれてコーラをもらいました。眠気があることを伝えると、VESPAを飲むといいと言われ、1ついただきました。

【鉄山避難小屋〜箕輪山山頂(12:42)】


避難小屋を過ぎ、箕輪山に向かいます。途中で反対側から登り返してきた選手とすれ違います。速すぎ!!途中でwさんが離脱。振り向くと結構後方にいました。

遠くからイケイケ!!と合図をもらい、ここからは一人旅の始まりです。箕輪山に到着すると、実行委員のTさんにご挨拶。

去年は登り返してきたときに低体温症のような症状になってしまったのを思い出します。「今年は元気に帰ってきてね!!」とエールをもらい、横向登山口方面に下ります。

【箕輪山山頂〜横向登山口(第2関門)(13:40)】


箕輪山から横向登山口も急な下りです。ここで右の膝が痛みだしてきます。前々から腸脛靭帯が痛みだすことがあったのですが、その症状がまた出てきてしまいました。

また気持ちが弱くなってくるのを感じました。「リタイヤしたら膝が痛かったせいにしよう」なんて思いながら下りました。

【横向登山口〜野地温泉登山口(14:20)】


予定より10分程度遅れて横向登山口に到着。去年とエイドの位置が少し変わっていた気がします。座らずに水を補給して先に進みます。

去年は完全に心が折れていましたが、今年は去年に比べてまだ気持ちが残っていました。横向登山口から土湯温泉に少し登り、野地温泉登山口に下ります。

ここの区間は仲間内では「盲腸」と呼ばれ、嫌いな区間です。

【野地温泉登山口〜鬼面山(15:00)】


野地温泉口から鬼面山方面に進みます。疲労がたまり、高い階段のような登山道を四足歩行で進みます。

とにかく止まってしまうと時間がなくなってしまうので、「ゆっくりでもいいから止まらない」ことを意識して進みました。

【鬼面山〜箕輪山(16:05)】


この大会の最大の核心だと思っている区間に差し掛かりました。去年は完全に心が折れ、何度も座り込んでしまいました。今年は「止まらない、止まらない」と呪文のように唱え続けながら進みました。

後ろから抜かれそうになっても、「この人に抜かれたらもうついていけなくなる、頑張って進もう」と思い根性で進みました。箕輪山につくと、仲間のKさんが山頂で待っていてくれました。

一気に元気が回復しました。軽く休憩し、Tさんにパンをもらって食べました。
ここから次の関門まで90分しかありません。

今の膝の状態だと、結構厳しいかなと思いましたが、KさんとTさんに元気をもらったので、行けるとこまで行ってみようと思って進みました。

【箕輪山〜塩沢温泉スキー場(第3関門)(17:25)】


箕輪山のガレ場を過ぎ、笹平分岐からは走れるトレイルです。

右足の痛みに耐えながら一気に下りました。途中で何人も抜きました。抜く際に「まだ間に合います!あと少しで関門に着きます!」と声をかけました。

が、ほとんどの人は元気が残っておらず、私に付いてきた人は一人だけでした。

私も限界を超えていたと思いますが、箕輪山から90分頑張れば関門に間に合うと知っていたので、知識というか情報は知っておくと力が湧いてくるもんだなぁと思いました。

【塩沢温泉スキー場〜勢至平分岐(19:07)】


ぎりぎりで第3関門に到着しました。

ここまでくれば怪我でもすない限り完走はできます。水を最小限にし、ライトチェックを受けてウキウキで出発しました。

勢至平分岐までは第3関門を同じタイミングで出た人と一列になって進みました。思っていたよりも距離があるなぁと思いましたが、1時間程度で林道にでました。

【勢至平分岐〜ゴール(19:58)】


林道に出ると、ここまでの1日を振り返りながら軽くジョグで進みました。

眠かったり、膝が痛かったりしたけど、諦めなくてよかった!!と改めて思いました。ラスト2キロ程度は、会場の音は聞こえてくるのになかなかゴールにつかなくて若干焦りましたが、のんびり歩かなければゴールできると思います。

ゴール後は豚汁ともらい、戻ってきたTさんと握手をして喜びを分かち合いました。

ちなみに、すぐ近くの温泉は午後8時までの営業なので、入ることはできませんでした。。。体が臭いまま2時間かけて自宅へ帰りました。

OSJ安達太良山トレイル50k、レースを終えての感想

2019年安達太良山トレイルレースをギリギリ完走できて、本当に諦めなくてよかったと思いました。

詳細なリザルトが出たらまた次回への対策を考えたいと思います。

ぜひ来年は14時間30分以内にゴールし、お風呂に入ってから帰りたいです。