OMM JAPAN

OMM JAPAN 2018出場してきました。初めて経験した2つのこと

こんにちは、mizugussan(@mizugussan)です。

2018年11月10、11日に行われたOMM JAPAN 2018に参加してきました。

結果から言うと、両日とも制限時間以内にチェックポイントを回ることができずに記録なしでした。

しかし地図を読みながらトレイル外も走り、気温が低い中テント泊するという今までできなかった経験ができてよかったです。

今回はレースの内容というよりも、今後OMMに参加したいと思っている方へ向けて、私が感じたことを書いていこうと思います。



OMMJAPAN2018完走記、そもそもOMMとは?

OMMとは・・・・?

OMM(Original Mountain Marathon)は1968年から毎年連続してイギリスで開催されている、世界でもっとも古い2日間の山岳マラソンレースです。
このイベントはあえて気候条件の厳しい時期に、必要な装備を全てバックパックに背負い常に携行し、ナビゲーション力、セルフエマージェンシー力、判断力など、全てのマウンテンスキルを駆使して挑みます。参加者には山岳地を安全かつ正確に行動するための経験、体力、ナビゲーションスキル、野営技術が不可欠であり、まさに「山の総合力」が試されます。

OMMJAPANとトレイルランニングとの違い

私は普段トレイルランニングをやっているのですが、OMMJAPANはトレイルランニングとの違いは主に3つです。

OMMJAPANにはエイドがない

普通トレイルランニングには、レースによって充実度が違いますがエイドステーションで水や食料が提供されています。しかしOMMJAPANには、エイドは一切ありません。

自分で食べる水、行動食、夕食、朝食を持ち運ぶ必要があります。

OMMJAPANにはコースがない

OMMJAPANにはコースマーキングはありません。コース誘導はもちろんありません。というか、そもそもOMMJAPANにはコースがありません。

各選手はポイントからポイントまで自分でルートを考える必要があります。距離は長いけど確実なロードを通るか、迷うリスクをとって最短距離をいくか、チームによって作戦を立てます。

OMMJAPANはテン場に一泊する

トレイルランニングでも制限時間が24時間を超える大会もありますが、その場合は寝たとしてもエイドやコースで仮眠をとる程度だと思います。

OMMJAPANは制限時間内にキャンプサイトに到着し、2人で1つのテントで1泊する必要があります。なので、シュラフや防寒着も持っていかなければならず、その分重量も重くなります。

OMMJAPANのカテゴリーはStraight×3とScore×2の6種類

Straight

Straightは与えられたチェックポイントを順番にすべて回り、合計時間の短さで競います。

OMMJAPAN2018には距離順でA、B、Cの3つのカテゴリーがありました。私は距離が一番短いStraightCに出場しました。それでも2日で40kmほど行動しましたので、決して楽ではないと思います。

Score

Scoreはたくさんチェックポイントがあり、それぞれに点数があります。選手はどのチェックポイントをどの順に回るか作戦を立てて、制限時間内にゴールに戻れるようにしな

OMMJAPAN2018に向けての装備、トレーニングについて

レースへの準備①モノの準備について

今回望んだ装備については、また別の記事にしたいと思います。

レースへの準備②地図読みのトレーニング

今回トレーニングとして地図読みの練習を筑波山でトレーニングをしました。

コースは日本オリエンテーリング協会が出している常設コースの中から、自分の家からアクセスが良い場所を選びました。

OMMJAPAN2018前日

受付で憧れのドミンゴさんが!!

大会前日の金曜日に開催場所である愛知県豊根村に出発!!高速道を飛ばして8時間かかりました(疲)。到着後受付を行いました。

その後ショップで大会限定の手ぬぐい、Tシャツが販売されていました。手ぬぐいを購入しました。

フードのエリアではヘビーリスナーであるPodcast「One hundred miles,One hundred times」のパーソナリティであるドミンゴさんが自ら店頭に立ってビバークレーションの販売をしていました。

これは買わなくては!!と思いほうれん草味のビバークレーションを買いました。

「Podcast聞いてます」と言いたかったですが、勇気が出なくて言えませんでした・・

宿泊は道の駅で車内泊

受付終了後、「どんぐりの里 いなぶ」という道の駅でお風呂と食事を済ませました。

お風呂の数も多く、食事も美味しくいい道の駅だったと思います。

その日は駐車場で車中泊しました。

OMMJAPAN2018で初めて経験した2つのこと

①オリエンテーリング競技

オリエンテーリング競技自体はじめての体験で面白かったです。

トレイルランニングは全選手一斉にスタートですが、オリエンテーリングは出場者が2チームごとにマップを渡されてスタートします。

マップを渡されるのはスタート1分前で、他のカテゴリーのチームも同時にスタートします。なのでスタート後に他のチームについていってしまうと痛い目にあいます。各ポイントのチェックは腕につけた機器をチェックポイントに置かれた機器に差し込んで行います。

トレイルランニングしかしてこなかった私がオリエンテーリングをやって感じたは・・

トレイル外は走りにくい

トレイルでもない場所を走るのは初めてでしたが、想像していた以上に歩きにくかったです。サーフェスが腐葉土のようにふかふかしていて歩くと地面ごとずるずると削れてしまう感じでした。

現在位置の把握が思った以上に難しい

コントロール地点から次の目的地に向かう際、こまめにコンパスを見ていても現在地の把握ができていませんでした。特になだらかな場所にあるポイントは現在位置の把握は難しいです。

困ったら現在地がわかる場所まで戻るのが基本です。ただし、その現在地が絶対に合っているかはわからない場合もあります。

2日間で感じたことは、トレイルは効率的なルートを取る場合が多いです。ロードは非効率なルートである場合が多い。現在位置がはっきり確認できるという点で、多少距離が長くてもトレイルを進むのはありかもです。

今回、迷った例を紹介します。

迷った例①

青点のチェックポイントを通過後、黒点線のようなルートを想定して①のピークと②のピークの間にいると思っていた場所が実際は②と③の間でした。

その後植生境界(灰色点線)沿いに進んでいるつもりでしたが次のポイントは西にもかかわらず東に進んでしまっていた。

迷った例②

青ポイントのチェックポイント通過後、西に進む予定です。南西のトレイルに出ると通過禁止エリアをかすめてしまいます。なので黒点線のような①と②の南側をトラバースしる予定でしたが、間違って②と③の間で南下してしまいました。



ただ走るだけではないので、ポイントを見つけたときは最高に嬉しいです。

②寒い場所でのテント泊

4時半ごろにテントサイトに到着。すでに多くのテントが設営後でほぼ満杯の状態でした。路面が少し濡れているところを見つけて早速シェルターを設営しました。

テント泊は7月〜9月しかやったことがなく、11月のテント泊は初めてでした。去年の情報を見ると最低気温が氷点下になったとの情報もあり、防寒対策は万全にしました。

実際は氷点下にはなることはありませんでした。

マットの2枚重ねは大正解

今回は今まで持っていたサーマレストのZライトソルだけではなく、NEMOのエアマットを追加しました。

9月に甲斐駒ケ岳でテント泊した時はZライトソルだけで冷えましたが、今回は背面からの冷えはまったくなく、大満足でした。

シュラフカバーを追加、効果は・・・微妙かも?

現在シェルターはモンベルのULドームシェルターの2型を使用しています。自立型のシングルウォールのシェルターです。2人で寝ることができて860gとかなり軽量です。

9月の甲斐駒テント泊で結露することが分かったので、シュラフを濡らさないためにシュラフカバーを購入しました。モンベルのブリーズドライテックULスリーピングバックカバーです。

シュラフカバーを使用することにより、シェルターからの結露は心配することばないと思います。

しかしシュラフとシュラフカバーの間の結露も多少あって、朝方はシュラフの保温力がなくなっているのを感じました。

バディはSOLのエスケープビビィをシュラフカバーとして使用していましたが、内部の結露はありませんでした。

ちょっと気になります・・・・

ファイントラックのULポリゴンの上下を借りていったが、大正解だった。

今回は父親からファイントラックのULポリゴンの上下を借りて、上半身はダウンの下に、下半身はダウンパンツとして使用しました。ダウンパンツは初めて使いましたが、かなり暖かく快適でした。